<グレッグ・ギドリー>
 1954年1月23日セント・ルイスの生まれ(以前の国内盤ライナーに載っていたミシシッピー州テュペロ生まれは間違い)。70年代後半からソングライターとして頭角を現し、レックス・スミス、クライマックス・ブルース・バンド(全米47位まで上がった<Gotta Have More Love>)、イングランド・ダン&ジョン・フォード・コーリー(全米75位を記録した<In It For Love>)、ロビー・デュプリー、エグザイルなどに曲を提供。その後1982年に自らもシンガーとしてのデビューを飾る。大手のCBS/Columbiaからリリースされた1stアルバム「Over The Line」はスティクスやオールマン・ブラザーズ・バンドを手掛けたジョン ・ライアンがプロデュースを担当。デビュー・シングルの<Goin' Down>がいきなりスマッシュ・ヒット(全米17位:Adult Contemporary11位)し、一躍注目を集める。アルバムはこれ1枚で終わってしまうが、その後もソングライターとして、ハワード・ヒューイット(ex.Shalamar)からリーバ・マッキンタイアまで幅広いアーティストに曲を提供。そんな数ある作品の中から、比較的初期の音源(1979〜85年)をセレクトした作品集が今回クール・サウンドからリリースされる「Greg Guidry : Private Session」。キース・トーマス(key)、ダン・ハフ(g)を始めとしたナッシュヴィルの精鋭たちと作り上げた真のAORが、時間を越えて新ミレニアムに甦ります。