<11月1日(土)>
「今日の出来事」
●アドリブの原稿書き。サブジェクトは、「Jroomレーベル大特集」内のコラム、Jroomプロデューサー:クリヤ・マコトさんへのインタヴュー。例によって、まずは、テープ興しを済ませ、そこから規定の文字数に凝縮していくパターンです。ゆえに、非常に時間が掛かるんです、これが(笑)。
●夕方からは、日本武道館でプロレスリング:Noahを観戦(笑)。今回は、当社の作品のほとんどを手掛けて下さっているマスタリング・エンジニア:葛巻さんと2人で行きました。して、試合内容の方は、葛巻さんも大満足。「今度は、奥さんを一緒に連れて来たいです」というコメントが印象的でした。とは言え、新日本から乗り込んできた邪道の試合は最悪の極地。「金返せ!」コールも出るほど、最低の中の最低。もう、Noahのリングには絶対にあげて欲しくないです。Noahは奴等を100%必要としませんから。それから、私、某選手の新しいTM曲録りに先日立ち会いました。アレンジ、プロデュースを務めた主人公は、東海岸に住む人気黒人ベーシストで、ドラムス、ギター、キーボードが日本のプレイヤー。皆さん、本当に上手くて、リクエスト通りにやってくれちゃいます。これがプロですね、はい。

<11月2日(日)>
「今日の出来事」
●クリス・クリスチャンから2通の問い合わせメールが到着。共に、「これらのCDは何なんだい? 見本を送ってくれないか」というものだったのですが、1通はwww.songsearch.comという所で売られている彼自身のCDについて。"JAPANESE IMPORT"と記されていたので、それが妙に気になった模様。しかも、値段が超驚き、どれも$56とか$65とか、暴利極まりないもの。そりゃあ、気になりますわね。だって、クリスとのディールはアメリカでプレスしたものをこちらが購入している、つまり、日本でプレスしたわけではないので、私共が契約もせずに日本でプレスしていろいろな所でCDを売っている、と勘違いしたのでしょう。もちろん、そんなことはなく、「僕は、songsearch.comなんて存在自体全く知らないし、もちろん、当社と付き合いがあるわけなどあり得ない。おそらく、当社がCDを卸している輸出業者経由で流れたのだと思う。何れにせよ、それは3〜4年前に貴方から買った物に日本語の解説を付け、日本盤仕様にしたもので、日本で勝手にプレスしたとかそういうことはあり得ないから、どうか、信じていただきたい」と返信。翌日には「大丈夫、信じているよ」と、さらに返信が来てホッ。そしてもう1通の問い合わせメールが結構面白かったのですが、私がFM Co-Co-Loでやっている番組のHPをサーチし、そこに、クリスの曲が載っていた(つまり、番組でオン・エアーした)のですが、その選曲表をコンピレーションCDと勘違いし、「これはどういうことだ? ちょっとサンプルを送ってくれないか!?」と、これまた不審に思った模様。これも説明したら「そうか、ありがとう」と返信がありましたが、結局、Yahooか何かで自分の名前をサーチに掛けて、引っかかったものをひとつひとつチェックしているみたいです。ご苦労様です(笑)。
●スニーカー・ライヴのアートワークがほぼ完成。かなり好い感じになっています。リリースは12月10日。音質も、ホント、ばっちりです。アドリブの山崎エディターも太鼓判を押してくれました。
●今日の仕事は、各種ラジオ番組の選曲が中心。FM Co-Co-Lo「Adult Oriented Radio」の次回分と、FM Portのインスト番組「Port Wave」。共に、候補出しの為にいろいろと費やした、という感じでしょうか。夜は、友人のお誕生パーティー。相棒の鐘ちゃんも、またまた盛り上がってくれました(笑)。

<11月3日(月)>
「今日の出来事」
●今日はCOOL USENの選曲。クラプトンの「Ballads」とイーグルスの「ベスト」(共に11月前半リリース)を、フィーチャーし、テーマは「ロック・アーティストによるAORなバラード」と決定。最初は、それこそ、スティクス、カンサス、サヴァイヴァー、ブライアン・アダムスetc.と超お馴染みどころでまとめるも、それでは脳がないわい、と、やり直し。結局は、ギャングウェイ、スクリッティ・ポリティ、カラーフィールド他も交え、クールに決めて?みました。
●夕方から目黒のブルース・アレイ・ジャパンで篠田元一氏のアルバム・リリース記念ライヴを鑑賞。ギター:矢堀孝一、ベース:永井敏己、ベース:菅沼孝三という強力面子と共に、ハードでアグレッシヴ、でも、時にメロウなサウンドを展開。2部構成で終わったら10時半という、満腹ライヴでした。MCが面白いです、皆さん。

<11月4日(火)>
「今日の出来事」
●まずは、夕方収録の「Adult Oriented Radio」の選曲&進行表作り。今回は好いリクエストが結構来たので、それを散りばめつつ、心地好い流れを重視しました。後半には、11月10日リリースのデヴィッド・パックの新作「Unborn」から3曲をお掛けする、サーヴィス・タイム?も設けています。その後、速攻で「AOR通信」の原稿書き。今回はそのデヴィッド・パックをフィーチャーしています。それにしても、最近、原稿を送信するのがゆっくり目なのですが、翌月の4日、というのは今までで最高に遅いのでは? いけないですねえ、中田。反省してます、本当に。そして、終わるや否や、番組の収録へ。

<11月5日(水)>
「今日の出来事」
●シング・ライク・トーキングのツアーが今月後半からスタートするのですが、そのパンフレット用の原稿書きを頼まれ、それを書き始めました。そう、書き始めただけです。なにしろ、「8,000〜10,000字で」というリクエストだったので、何をどう書くか、頭で考えること数日間。結局、書き出せば何とかなるかな..という、いつものノリで始めてはみましたが、これが全然ダメ。2,000字くらいで、早くも停滞。う〜ん、締め切りは過ぎているのに....。どうしよう..。
●今週は、ボビー・コールドウェルが1週間、ブルーノート東京に出演。またまたいつものように、キーボード&コーラスで当社のアーティスト:マーク・マクミレンさんが同行していますが、今日は、ライヴがオフなので、夜、銀座でマークさんの歓迎会を行いました。面子は、鐘ちゃん、島田奈央子さん、エンジニアの葛巻さん、そして、私、と非常にシンプル。しかし、昨年ほどではないですが、二次会でしっかりと盛り上がっていただきましたので、またまた満足して頂けたでしょう、マークさんには。

<11月6日(木)>
「今日の出来事」
●結構、二日酔いですが、そんなことは言っていられない、とばかりに、SLTツアー・パンフ用原稿書きを再開。実は、昨日は、文体を“です・ます調”で柔らかく、親しみやすく、リスペクタブルな感じでスタートさせたのですが、やっぱり、それだと煮詰まるわい、とばかりに、昨日分もいろいろと変えました。で、出掛ける夕方までに、一気に書いてしまいました。疲れました。でも、それより、メンバーに気に入ってもらえるかしら....? 邦人アーティストを書く時は、いつも、より一層の注意を払います。
●やりました! デヴィッド・パックの「Unborn」が上がってきました。実を言うと、10日になってしまうのでは、お店によっては、数日遅れてしまうのでは..と、非常に不安だったのですが、ひとまずホッ。通販予約をしていただいた方には、早速郵送を済ませました(by 鐘ちゃん)。ジャケットも好い上がりです。応援宜しくお願いいたします。
●夜はマークさんを応援しに?ブルーノートへ。ドラムスがラス・ミラーではなく、トラで石川雅春さんが叩いていたのですが、これは、ラスが某楽器メーカーのイヴェントでメキシコに行かなくてはならなかったから、だそうです。そういうダブル・ブッキングが成立してしまうとは、なんとも複雑な気分ですが、しかし、石川さん、さすが、熟練者。全然、問題なくこなしていました。これまでも、井上達彦さんのライヴ他でプレイを観ていますが、歌伴が得意なんでしょうね。ただし、1曲だけ、<What You Won't Do For Love>だけはちょっと重たかったな、グルーヴが....。

<11月7日(金)>
「今日の出来事」
●HMV数寄屋橋のAORコーナーの第2回分をセレクト。今回のテーマは「ジノ・ヴァネリ vs デヴィッド・パック」。両名のソロ&グループ代表作はもちろん、1曲しか入っていなくても必携のアルバム、そして、名カヴァーと呼べるアルバム等をピック・アップしています。店頭がいつ更新かは....富田店長とのご相談次第です。
●都内のホテルにマーク(・マクミレンさん)を迎えに行ってそのまま「Adult Oriented Radio」のゲスト収録。オン・エアーは11月16日の予定で、マークさんは後半の約1時間に登場します。かかる曲は、当社からリリースした2nd「Mark McMillen」から4曲、ボビー・コールドウェルの曲が2曲、そして、マークさんがチャカ・カーンに提供した曲、等です。しかし、相変わらず、通訳無しで頑張るのは辛いです(苦笑)。相変わらず自己流の英語ですし(笑)、さらに、2〜3カ所、訳が危ないところがありますが、なにとぞ、温かい耳で聴き守って?下さい。話しの中身的には、ボビーの新作の話し、ライヴで披露した新曲の話し、等、結構興味深いものがございますので。

<11月8日(土)>
「今日の出来事」
●スニーカーの「Sneaker + 4」の原稿書き。本当に、ずっとバタバタで、ようやく出来た、という感じです。本ちゃんのライナーが4,000〜5,000で、それ以外に、メンバーによる各曲コメントの対訳を付けて、で、かなりのヴォリュームになってしまいました。4つ折りに入れるのは難しそう..。6つ折りでも構いませんが....。ま、12月10日のリリースは問題ないでしょう。
●夜は今週2度目のブルーノート東京へ。超満員の1stステージを観た後、マーク、そして、サックスのジョージ・シェルビーと歓談。2人とも、トラを務めたドラマー:石川雅春さんの評判は悪くなかったです。

<11月9日(日)>
「今日の出来事」
●また、昨日の夜も呑み過ぎてしまい(笑)、午前中はマイ・ペース。しかし、そう、しかし! 凄いCD見つけました。というか、海外からの売り込みで、非常に美味な1枚を見つけてしまいました。アーティストはX Fade(CROSSFADE)というスウェーデンのユニットで、ギターがLars Hallback、ヴォーカルがGoran Edmanという人たちだそうです。他にも、1枚、メロディック・ロック系が届き、そちらは典型的な“単純ギター・ロック”なので、「ああ、また、これ? なんで、ヨーロッパのこの手って、ひとっつも面白くないの?」と、半ば嫌気がさしていたのですが、なんと、X Fadeは全然違って、無茶苦茶好いです。より“日本人が考えるAOR”しています。ギター・ソロのトーン&フレーズは、ジェイ・グレイドンを思わせるし、ヴォーカルも、ウォーレン・ウィービーに通じるナチュラルなハートフル系。サウンドも、TOTOっぽいもの、スティーリー・ダン〜マイケル・マクドナルド系、さらに、もっとジャズ/フュージョン系、時にはエスニック? 超多彩。フレデリック・スラマのAORよりも全然AORしていて、でも、ピーター・フリーステットほどはウエスト・コースとしていない。けれど、ジョセフ・ウィリアムスのヴァーティゴよりも全然ソフィスティケイトされている、そんな音楽性です。ま、当社でやるかやらないかは、解りませんが(実績も知名度も厳しいですから..)、しかし、かなりお薦めできます。もちろん、メロウでソウルフルなAORしか聴かない人には違うでしょうが、サウンド指向の方ならばまず首を縦に振ることと思います。あ、レーベルはATENZIA RECORDSというところですが、おそらくまだ出ていないのでは? 当社にも全10曲入りの裸のCD−Rが届いただけですから..。アルバム・タイトルもS.T.なのか、特に明記されていなかったし..。とりあえず、鐘ちゃんとか、周りのスタッフ&ブレインの方に聴いていただき、その反応を見たいところです。
●午後は、COOL USENの11月第3週分を選曲。今回はマイケル・フランクス・オンリーの120分。改めて駄作がない人だな〜を再認識するも、打ち込みドラムスが前面で聴こえる1980年代後半の作品の幾つかは、今聴くと、思わず苦笑、という感じが無きに下北半島。あとは、Port Wave用の選曲候補をいろいろと出しました。姫神、ホセ・タナカ、ウィリアム・オーラ、アンディ・ナレル他、普段の私とは全く違うCDが我が家のプレイヤーで“オーディション”されています。その他、HPの更新を少々。明日リリースのデヴィッド・パック新作を掲載しました。あ、それから、ちゃんと選挙にも行きました(笑)。
●蛇足ながら、今日、総合格闘技で無敵のK−1ファイター:ミルコ・クロコップがブラジリアン柔術のアントニオ・ホドリコ・ノゲイラにタップ負けしました。これには吃驚、そして、ノゲイラの強いハートに感動。TVのニュースで観ただけなので、早く試合全般が観たいです。それから、吉田秀彦選手、お疲れ様。シウバにKO負けではなく判定負け、というのは物凄い善戦です。

<11月10日(月)>
「今日の出来事」
●午前中からHPの更新、CD発送、等の雑務をこなし、午後は、Port Wave他の選曲準備。ジョージ・ウィンストン、寺井尚子、ミルト・ジャクソン..AORではないCDがまたまた我が家のステレオから流れています。そして、赤坂WAVE:佐藤順さんから届いた輸入盤新譜インフォのメールを見つけて、直ぐにクール・インフォの制作に。