<9月1日(水)>
「今日の出来事」
●久々に復活いたしました、「今月の中田利樹」。暦の上では本日から秋なので、気分一心、書きまくってみたいと思います。三日坊主で終わらないことを願う限り....。で、初日の本日は、結構、アクティヴにこなしました。
●まずは、朝イチでアドリブ誌のディスク・レヴューを2枚。1枚はDIMENSIONのキーボーディスト:小野塚晃の初ソロ作「CHINTIA」。DIMENSIONとはひと味違う4ビート的なサウンド、ピアノ・トリオによる世界がイイ感じでした。そしてもう1枚は粋なパリジャン:ダニー・ブリヤンの「Jazz... パリからニューオリンズへ」。存在感豊かで一癖ある仏シンガーが本場アメリカ:ニューオリンズへJAZZの巡礼の旅に出る作品で、ノスタルジックかつモダンなサウンドが楽しめます。
●続いてアドリブ誌の「AOR通信」を一気に書き上げました。【今月の眼】は当社の9月25日新譜、トニー・シュートの2枚、そして、ブレンダ・ラッセルの曲を取り上げている、という理由でマンハッタン・トランスファーの新作、角松敏生の作品を英語で歌った「Kadomatsu T's Songs from L.A.」、石井一孝「In The Scent Of Love」を紹介し、最後に、8月26日に亡くなられたローラ・ブラニガンについて触れています。【特集】はトニー・シュートの2枚をより細かに解説。なんとか売らねば!
●その後、FM Co-Co-Lo「Adult Oriented Radio」の検聴、Qシート&ウエブ・インフォを書き上げ納品。今回の9月5日放送分では女性シンガーのMarieさんにゲストにお越しいただきました。
●夜、というか、夜中は、マイケル・オマーティアンさんに国際電話。彼がプロデュースを手掛けたクラシカル・ポップ・シンガー:ジョシュア・ペインのことをいろいろと訊いてみました。ユニバーサルから11月初頭に出る国内盤のライナーを依頼されたので、これは!と思い、昨晩、実に4年振りにマイケルさんに電話をしてみたのですが、ちゃんと覚えていてくれて「じゃあ、インタヴューは明日!」と直ぐに承諾していただいた次第です。電話インタヴューは相手の顔が見えないのと、録音がなかなか好い状態で出来ないのであまり好きではないのですが、でも、メールと違って相手に声が聴こえる、よりコミュニケート出来る、という点では非常に重要です。また、マイケルさんは本当に優しいオジ様で「今度は、いつナッシュヴィルに来るんだ? 家は引っ越したけれど、解るように電話番号とかは昔のままだから遠慮しないで連絡をくれよ」と、嬉しい言葉をたくさん投げ掛けてくれます。では、折角ですから、年内に....(?)。

<9月2日(木)>
「今日の出来事」
●午前中はアドリブ誌の輸入盤レヴュー2点と、同誌スムース・ジャズ・トピックスの原稿修正。前者はBoney Jamesの新作「Pure」(Warner)と、それから、ジェフ・ローバー、マーロン・マクレイン、ナタリエル・フィリップスの3人によるファンキーなグループ:Shades Of Soulの同名タイトル盤(Narada Jazz/EMI)の2枚です。いやあ、ボニー・ジェイムス、むっちゃくちゃ好いです。最近の中では一番!と言えるくらい、充実してます、インストも歌ものも。こういうアルバムが全く日本発売されない事実、ちょっぴり哀しいです。続いて、スムース・ジャズ・トピックスは、400字の短いコラムですが、ここ最近で一番注目しているSJ系のプロデューサー:レックス・ライドアウトのことを書いています。ボニー・ジェイムスの新作でも無茶苦茶好い仕事していますし、少し前に出た「ルーサ・ヴァンドロス・トリビュート」でも、大半のプロデュースを手掛けたいましたからね。それに何と言っても、私の昨年度の最愛アルバム:ウィル・ダウニング「Emotions」で一番重要な部分を担っていましたからね。今後も注目です。
●午後からはミーティング:三連発。まずは、W社のSさんとコンピ盤他の打ち合わせ、続いて、Y楽器のSさんと恒例になった「AOR Night Vol.4」の内容その他を打ち合わせ。最後は、Y新聞のSさん(あら、珍しい、今日会った方々、皆、イニシャル“S”でした!)とは、単行本? ムック? の、アイデアその他を出し合いました。本の方は、具体的に、いつどんな、というのは決まっていませんが、久しぶりに書きたくなってきたので、かなり前向きに進めてみたいと思います。
●ビクターのジャズ部門から8月売り新譜のサンプルが10日遅れ?で到着。と、そのタイトル数の多さに吃驚。ボズ・スキャッグスのライヴから本田雅人、南佳孝、レイ・チャールズ、カウント・ベイシー・ビッグ・バンドまで全11タイトルもありました。中でも嬉しかったのは、レジーナ・ベルの最新作「Lazy Afternoon」。ラス・フリーマンのレーベル:Peakからの第2弾で、プロデュースは全編ジョージ・デューク。スタンダードもやっていたり結構ジャジーですが、アイズリーの<For The Love Of You>をコーラス&エレピだけをバックにオーガニックに演じたり、聴きどころは豊富のようです(現在このアルバムをBGMに、これを書いています)。
●[番外編]2つほど。ユニバーサルのクラシック部から、ピーター(池畑慎之介)の芸能生活35周年シングル<帰らざる日々>=谷村新司・作詞作曲のチラシが届いたのですが、そのカップリングになっているデビュー曲<夜と朝のあいだに>、作曲したのは、あの村井邦彦さんだったんですね! 知りませんでした! 日本の作曲家で一番尊敬している村井さん、やはり、ただ者ではなかったです。そして、[番外編]もう1つ、これは全く音楽とは関係ない、まさに番外編なのですが、最近、特に、旅行雑誌&グルメ雑誌にのめり込んでいる私、中田利樹、今日「じゃらん」を買ったら、「レッツゴー新潟キャンペーン」と銘打ったCD−Romが付いていました。雑誌の値段はわずか¥370なのにCD−Rom付きですか....凄い。これが主流になったら読者は嬉し、でも、制作側はかなりコストがかさむのでは....もちろん、あくまでも広告の一環、経費はスポンサー持ちだと解ってはいますが....

<9月3日(金)>
「今日の出来事」
●今日でこの日記:再開編も3日目を迎えました。と、これで、とりあえず、三日坊主は達成できました(笑)。今日は午前中からFM Co-Co-Lo「Afterglow」の選曲。毎週月曜から木曜の23〜24時にお送りするスムース・ジャズを中心とした大人のためのプログラム。中田は毎週木曜日の後半部の選曲をしていますが、どうしても毎週拘りに拘りを重ねてしまい、20数分の選曲をするのに1時間くらい平気でかかってしまいます。で、今日は3週分選んだのでそれだけで午後のそこそこの時間になってしまいます。ちなみにセレクトしたのは、ランディ・クロフォード、ダン・シーゲル、クレイグ・チャッキソ、チャック・マンジョーニ、クリス・ミン・ドーキー、トム・サヴィアーノ、寺井尚子、ポール・ウィンター、カーク・ウェイラム、デボラ・ヘンソン・コナント、マーク・ウィンクラー他で、あ、あと、レジーナ・ベルの新作からも<Corcovado>を早速入れちゃいました。今日、選曲したのは、9月16日、23日、30日にそれぞれ流れます。大阪地区の76.5MHzです。
●その後、ようやく当社の仕事。10月25日にリリースするミュージック・マジックの2枚「Music Magic」「One Man Lady」を改めて聴き込み、まずは、帯の原稿を捻出しました(毎回やっていると、結構、煮詰まるんです、帯原も)。ライナーも近々に取り掛からねば..。
●デヴィッド・ガーフィールドさんからメール。「9月17日から21日まで東京に行こうと思っているんだ。雑誌の取材とか、宜しく頼むよ! どこか、ホテルもとっておいてくれないかな? 六本木か原宿に近いところが好いな」はい、お待ちしております。それはともかく、その時期、丸々連休ですね。誰もオフィスに出社してないですよ....。時間が合えば、福冨英明さんのワン・マン・ライヴ(9/18)と、TOTOが出る東京ジャズ(9/19)に、一緒に足を運びましょう!

<9月4日(土)>
「今日の出来事」
●今日はオフ(いや、毎日がオフ、という話しもありますが....)。久々に車でラーメンの食べ歩きに出ました。まずは、埼玉県羽生市にある「大雅(たいが)」へ。ここは、札幌の名店「純連(すみれ)」で修行をし、後に、新横浜のラーメン博物館に入った同店で働いていた人が埼玉の外れに出したお店で、出てくる味噌ラーメンはまさしく「純連」そのもの。湯気はさほど立っていなくとも、中は超熱々のこってり系。麺が自家製、ということで、若干、物足りなさも感じますが(個人的には、あの黄色い札幌ラーメン特有の麺のほうが嬉しいです)、しかし、既製の味噌ラーメンしか知らない方にとっては衝撃度満点でしょう。ちなみに東京:高田馬場にも「純連(すみれ)」の兄弟店「純連(じゅんれん)」の支店がありますが、う〜ん、札幌を再現している、という意味では高田馬場のほうが勝っている感じがします。ただ、「大雅」独自の“大雅らーめん”は熱々の塩味に野菜、海鮮、肉等がたくさん乗った“タンメン”的なラーメンで、これはこれで絶品でした。
●続いて、折角、埼玉の外れまで来たのだからもう一足伸ばして栃木の佐野ラーメンを食べて行こう、とまたまた北上。何回食べても「旨い!」の一言しか出ない名店「おぐら屋」に行きました。が、あれ、土曜日だと言うのに休みですか!?!?!? 昼休みとかはない店だと思ってたのに....あれ、貼り紙がしてある。なになに、近くに移転したんですか?! あ、ここから近いですね、車ならホント直ぐ。では早速そちらへ。え〜っ! ここですか! 吃驚しました。かつての店は結構地味なところにあり、しかも、一軒家の道路側がラーメンを食べるところで、裏側が店主の自宅なのでは? という作りだったのですが、今度の新店は郊外のファミレスの如く巨大な作り。しかも、ほとんど国道293号沿い、といったロケーションなので、さらに繁盛すること間違いなし、です。実際、この日も、午後4時頃に入ったにもかかわらず、ほとんど満席。一歩間違えば“待ち”状態でした。これ、昼時なんか30分待ちでは済まないのでは....。驚きました。従業員もアルバイトの女性らしきが5人以上いて、まさに超繁盛店そのもの。味は全然落ちていなくてまたまたニッコリ。これからも1年に一度は顔を出しますね。
●こういった地方ドライヴでもうひとつ楽しめるのが、そう、郊外の中古CD店での掘り出し物。さすがに、それ目当てで各街の電話帳を調べたりはしませんが、街道を走っていると必ずや眼にはいるのがBOOK-OFF。今回も埼玉国道17号沿いにたくさんあり遂に1軒入ってしまいました。特に凄いのはないですが、この手の郊外でよく見つけられるのが、逆カヴァーもののマイナー作品。ユーミンの作品をボッサ調でカヴァーしたタチアーナの「あの日にかえりたい」(1991年:東芝EMI NY録音でギターの増尾好秋プロデュース、アレンジはキーボードのギル・ゴールドスタイン)は、久々に見ました(¥750)。そして、これは知らなかった!というのがレイチェル・ビッシィー with LAユニット−3による「エンドレス・ナイト:カヴァーズ・オブ・小田和正」。ニール・ラーセン、アレックス・アクーニャ、ジョー・サンプル、ジェリー・ヘイ・ホーンズ他が参加し、ギターだけは我らが松っつぁん、松原正樹さんが担当。そして、プロデュースも松っつぁんでした。1991年にクラウンから出たアルバムですが、「JODY:山下達郎COVERS」「LOVERS:竹内まりやCOVERS」に続くLAユニット名義の3作目でもあったわけですね(山下達郎COVERSのみ以前から所有)。数曲の英詞はマーク・ジョーダンやエイミー・スカイが担当していました。CDの帯を見ると、同社からは他にも「a various night in New York City/Friends of Life」というサザン・オールスターズCOVERS集も出ていた模様。当時、この手を軽視し全く追い掛けなかったので、ある種の新鮮な驚きが感じられます。ま、ただ、今もこれを書きながら飛ばし聴きをしているのですが、そんなに引っかかるものはないですね、正直。もちろん、面子買いのコレクターには必携品となっていますが..。その他にも、「Staying Alive」のサントラ国内盤、粋なパリジャン:ダニー・ブリヤンの1996年作品「Havana」…を¥750で購入。戦果?はまあまあといった感じでした。
●で、お店を出て、再び17号を北上、しようと思ったら、なんと、BOOK-OFFのほとんど隣りに「Book K(King)」なる中古CD、ビデオ、本の店があるではないですか、それも、結構大きい。なんか、その競争具合?が面白くて、話のタネで、みたいな気分でこちらにも入ってみました。すると、入って直ぐのワゴンでCD¥100セール(税込み)を行っているではないですか。こういうのって、ろくなもん無いんだよね、と全く期待せずに覗くも、シンプリー・レッドはあるわ、スティーリー・ダンのベストや「Gaucho」はあるわ、で大吃驚。紛い物でも何でもない正規盤です(国内盤、輸入盤いろいろ)。で、私は、そこで、ジェフ・ベックのヤードバーズ時代の編集盤ベストと、エリック・クラプトンのブートレッグ「The Last Rehersal」(1994年)、さらに、ジャズ・ピアニスト:ビル・エヴァンスのリヴァーサイド盤&ヴァーヴ盤他を購入。こうなると、レギュラーのコーナーも面白いもの、しかも、リーズナブルで、と期待してしまうのですが、残念、レギュラー・コーナーは¥1200とか¥1500で内容的にも特に、という感じでした。しかしまあ、地方に出たらBOOK-OFF系に飛び込め!は今後も続けていきたいです。
●途中から雨が降り出し東北自動車道に入る頃には冗談のような豪雨に変わり、運転中、久々に恐い思いをしました。なんたって、周りが見えない! 頼りになるのは前の車のテール・ランプだけ。そうなんです、埼玉南部、いわゆる都心に近い場所は道路脇の街頭もしっかりと設置されているんですが、栃木とかの郊外になると東北自動車道自体の灯かりはほとんど皆無。これ、雨振ってない時はともかく、今回のような時には真っ暗そのもので最悪の一語! 高い金取って、全く利用者の身になっていない。どこまで走ってもお金なんか一切かからないアメリカのフリーウェイに慣れてしまった我が身には、日本の高速道路(首都高の不便さももちろん)には嘆きの溜息しか出てきません。ま、でもとにかく、事故もなく無事我が家に帰れたので、終わり好ければ全て好し、としましょう。
●本日のBGM:ボズ・スキャッグス最新ライヴ、ホール&オーツの10月に出る新作「Our Kind Of Soul」、ボニー・ジェイムスの最新作「Pure」、スムース・ジャズのコンピx2、そして、やはり最高!を再確認した松原正樹「Painted Woman」とパラシュートの1st。といったところです。
●夜、メールを開くと、ブルー・ガイチから1本レスが。「奇遇だね、トシがジョシュア・ペインのことを訊いてくるなんて。なんたって、この2週間、彼のバックを務めるので街を離れていたんだから。彼は素晴らしいよ。そうそう、それから、彼と僕と、それからMr.オマーティアンの3人だけでNYで演ったりもしたんだ....」とのことでした。う〜ん、観たかった!

<9月5日(日)>
「今日の出来事」
●昨日のドライヴ疲れか、2時間も昼寝をしてしまい、非常に仕事の効率の悪い1日でした。というわけで、明日収録のAdult Oriented Radioの選曲、進行表作りで夜になってしまい、本当は明日締め切りのジョシュア・ペインのライナーに取り掛かれませんでした。明日、早起きして何とか頑張らねば....。

<9月6日(月)>
「今日の出来事」
●朝早くからジョシュア・ペインのライナー書きに取り掛かるも、マイケル・オマーティアンさんへの電話インタヴューがかなり録音状態悪しで、いきなり苦戦。ということで、ライナーそのものが大幅に遅れ、結局、ラジオの収録で家を出なくてはいけなくなってしまいました。スミマセン。
●午後2時からAdult Oriented Radioの収録。今日は9月12日(日)放送分で、前半が中田単独、後半は「Love Lights」「Love Stories」「Melodies」と、次々にヒット・コンピを生み出しているワーナーの酒井善貴プロデューサーをお迎えしての1時間となります。前半はその週に誕生日を迎える6人のアーティストを1曲ずつ+特集はピーター・アレン。中田独断のベスト5をカウントダウン方式でお届けいたします。後半は、酒井さんの手掛けた各作品から番組のテイストに合う物をチョイスしていただきその作品が出来るまでの裏話、および、若かりし頃の酒井さんはどんな音楽でどう遊んでいた、辺りをご紹介しています。お楽しみに。
●夜はそのまま酒井さんと食事。蒸し餃子の老辺餃子館(新宿南口&西口)はいつ食べても本当に美味です。
●帰宅すると山野楽器さんからこの秋に制作する<AOR>と<smooth jazz>を中心としたチラシ制作のラフ案がファックスにて到着。メールでもその件が詳しく書かれ、これまた忙しくなる模様。頑張らなくては。

<9月7日(火)>
「今日の出来事」
●朝からアドリブ誌AOR通信の校正、それと、当社9月25日新譜トニー・シュートのアートワークの色校をチェック。さらに、メールをいろいろと返信しているうちにアッという間に昼食の時間に。ランスから「大きな地震があったようだけれど、大丈夫かい?」と心配メールも届いていました。
●午後から気合いを入れ直して、昨日書けなかったジョシュア・ペインのライナーノーツを!と、思ったら、父親が「悪いんだけど、ちょっと、買い物に付き合ってくれないか」と。我が家で免許を持っているのは私だけなので、大きな買い物等の時は結構、駆り出されます。あと、お婆ちゃんの送り迎え。で、家から車で15分くらいの中野:島忠に行き、金網20m、石のブロック、他を購入。父親はとにかく日曜大工大好き人なので。帰宅後、ようやく、ライナーに取り掛かり、夕食までに完成し、即メール。3000字で、という指定だったのでそれに合わせましたが、本当に、4000〜5000字は欲しいところでした。
●夕食後は、山野楽器さんのチラシ用にsmooth jazzアルバム候補をいろいろと挙げ、続いて、COOL USENの選曲を途中まで。今回のテーマは、ボズ・スキャッグスのライヴにちなんで「Live で聴く、AORの名曲、名演」。捜したらかなりの数、ありましたが、ボビー・コールドウェルさんは無かったですね、ちゃんとCDになっている音源(レイザー・ディスクと世界歌謡祭のLPは存在しますが..)。最終仕上げは明日に。

<9月8日(水)>
「今日の出来事」
●午前中からAdult Oriented Radioの検聴&Qシート書き。さくっと済ませて、次の用事に、と思ったら、なんとこれが、録音ミス発覚! オフ・マイクの所なのに、ちょっとしたミスで声が入っちゃってました。(幽霊とかそういうのではなく、明らかにミスです)で、今からスタジオに行って録り直す、という時間もないので、一か八か、我が家のMDプレイヤーでミスった箇所の元音源を録音して、その部分だけ差し替える、という作業に出たところ、これがバッチリできました! レヴェルの差だったり、繋ぎどころだったり、結構、危険な掛けでしたが、流石、MDプレイヤー。Frame勝負が成功しました。でも、こんな危険なことは、出来たら避けたいです。そしてその後、番組専用ウエブに載せる曲目データ整理。アドレスはwww.cocolo.co.jp/aor/です。
●ということで大幅に余計な時間が掛かってしまい時刻は1時、2時に。鐘ちゃんの所にCDを取りに行ったりでまたまた時間が経ち、3時頃からようやくCOOL USENの最終選曲に。結局、AOR系アーティストのライヴものを捜していたらかなりの数になったので、今回は出し惜しみして、Part-1とすることにしました。ジノ様、C.クロス、C.クリスチャン、S.ダン、A.サプライ、シカゴ、ドゥービー、アメリカ、アンブロージア…は次回にして、今回は、ボズのライヴをメインに、M.フランクス、R.デュプリー、TOTO、K.ランキン、M.ラフ、LRB、B.ラバウンティ、M.ジョーダン、ホワイト・ハート、K.ロギンス、スニーカー、T.シュート、D.フォスター等で構成。楽曲はあくまでも親しみやすいヒット曲中心です。で、折角、AORのライヴをいろいろとかき集めたので、HMV数寄屋橋店で行っている中田利樹 & HMV数寄屋橋 presents AOR Freaksの次回(10/8新装オープン!)もそれにしましょう、と富田店長に提案。氏も気に入ってくれたので、その中から厳選した10枚?をノミネートしたいと思います。
●水面下?で進んでいる、ソニー・ファミリー・クラブ発のAOR通販ボックスが、選曲もほぼ固まってきました。楽曲仕様許諾も残すところ2〜3曲。11月の発売で、解説もあと2週間で全100曲分書かないといけない、と、かなりマズイ?状況ですが、しかし! 世界初CD化が2曲あるので、それを支えに頑張りたいと思います。世界初CD化の2曲とは....そのうちお教えいたします。今は内緒、です(スミマセン!)。
●夜は、山野楽器:榊原さんと、そして、ミュージカル界きってのAORコレクター:石井一孝さんと都内某所でミーティング。11月に山野さんで行う「AOR Night Vol.4」の内容を3人で詰めました。細かなスケジュール他は、近日、山野楽器さんから発表があると思いますが、今年も、楽しんで頂けるイヴェントを計画しています。どうぞ、お楽しみに。

<9月9日(木)>
「今日の出来事」
●いくらなんでもそろそろ書かなければならない当社10月25日新譜、ミュージック・マジックのライナー用に、以前、関係者から聞いた話のインタヴュー・テープ興し。ライナー自体は明日以降。
●HMV数寄屋橋のAOR Freaks Vol.8用の最終候補だし。かたや、山野楽器さんのパンフレット用のアルバム・ラインナップも決定。やることたくさんで悲鳴を上げそうです。
●夕方は、ワーナーの酒井さんが地元まで来てくれて、30分くらいの軽いミーティング。氏が手掛けた「Melodies - The Best Of Ballads」、無茶苦茶売れているそうです。洋楽のアルバム・チャートはNo.1を独走。邦楽と合わせてもオリコン・チャートでベスト10入りしているそうです。これは凄い! やはり、バラード好きな人種ですよね、日本人。
●夜は、明日、送信のCool Sound Informationのネタだし。結構、書くことがあるので、前日に下準備しないと追いつけなくなりますからね。

<9月10日(金)>
「今日の出来事」
●今日は今イチ・デーでした。まず、午前中からCOOL SOUND Informationを仕上げ(と、これが非常に長く、異常に時間が掛かってしまいました)、ようやく2時頃に完成、送信を、と思ったら、これが何回やっても行かないんです。ま、サーヴァーの調子で、たまにはこういうこともあるし、と、数十分後に再度チャレンジもダメ。仕方ないので、気晴らしに散歩に出て....と思ったらいきなり結構な雨。で、帰宅後、再度試みる、もダメ。サーヴァーの会社に電話してみても原因解らず。夜は、先日、私目の番組に出て頂いた女性シンガー:Marieさんのライヴが私の地元、池袋である、というので、それを観に。場所はAle Houseというブリティッシュ系パブなのですが、週末はライヴを演っていて、って、そうそう、昨年の今頃もここに来ました、友人と。たまに行く、大人のロックがBGMのバー:オアシスさんの姉妹店で、オアシスの店長に連れてこられた、というのが昨年。そうですか、あれからもう1年。一緒に行ったLA帰りのナイス・ガイは、昨年11月に横浜でJALのキャビン・アテンダントさんと目出度く結婚! その時、緊張の乾杯の音頭をとらせていただいたのですが、あれから10ヶ月。本当に、時間が経つのは早いです。って、それは好いのですが、Marieさんのライヴはピアノ1本の弾き語り系ですが、なんか、アートを感じますね。感性だけの若い人、とは違って、ちゃんと基礎が出来てるという感じ。それに弱いんです、私。ライヴは40分くらいずつ2ステージ。しっかり堪能できました。で、11時前には帰宅し、またまたチャレンジ(メール送信)! が、またもダメ。が、不思議なことに、単体のメールは行くんです。つまり、クール・インフォは約700人、一斉送信なので、ダメだった、というわけですね。でも、先月までは難なく行っていたので、やはり不思議。で、しょうがないので、1人1人にBCCで送って....をやったら、流石の私も途中で寝てしまいます。と、そこで取った策は、まず、全員のアドレスをコピー&ペイストして、ワープロのソフトの上に乗せる....が、ガ〜ン、全員のアドレス、コピーできない....(汗)。仕方ないから、1人1人コピー&ペイストして....はい、1時を過ぎましたが、まだ3分の2しか終わってません。もう寝ます。続きは明日。さて、なんとかなるのかしら....。
●ランスからメール。「トシ! XXXXのCDを交渉する、っていうのは、グッド・アイデアだよ。早速、彼に電話してみたんだ。あいにく本人は居なかったけれど、奥さんにその話しをしたらもう凄い喜んでたよ。トシ、これでまたハワイに来ないとダメだな!」。ちなみに、XXXXと書きましたが、特に、4文字のバンドとかそういう深い意味はありません。それから、このアルバムを帯付きで欲しいから、ぜひクール・サウンドで出して下さいよ! と、私に訴えたのは、ミュージカル・シンガーの「I」さんです、って、見え見えですね、どなただか。
●BMGさんと進めているゴスペル・コンピが圧倒的に苦戦。本国から許諾が全く来ず....というメールが入ってました。う〜ん、クリスチャン・レーベルの人って、ホント、頭が堅いというか、柔軟性に欠けるんですよね....。